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いくつもの夏を数えて。
 「麦わら帽子はもうきえた♪たんぼの蛙はもうきえた♪それでも待ってる夏休み♪
1971年に吉田拓郎がそう歌ってからはや34回目の夏休みを迎えようとしています。まあ、その当時、麦わら帽子がなかったか?たんぼの蛙はいなかったか?と思わないでも無いですが、きっと僕の田舎には麦わら帽子はあったですし、たんぼに蛙はいました。ゲロゲロっ。
 でも、姉さん先生もういない♪きれいな先生もういない♪それでも待ってる夏休み♪
確かに、姉さん先生はいませんでした、まっ、もういないではなく、ズ~といなかったと言うのが正しい言い回しであるのだとは思います。ついでにきれいな先生も見たことがありません。キレイな先生は好きですか?
 絵日記つけてた夏休み♪花火を買ってた夏休み♪指おり待ってた夏休み♪
ああ、絵日記つけたのかなあ~まったく記憶がありませんが、まあ、普通の小学生でしたら、絵日記が夏休みの宿題で出される事は間違いありませんから、やってないワケはないです。まっ、当然ですが花火はやりました。夜だけでなく昼間も。まあ、昼間の花火はあまりきれいではありませんね。でも、ロケット花火の撃ち合いは燃えましたね。
まあ、某渡辺くんは背中に直撃食らって死にそうになってましたけど……。
 畑のとんぼはどこ行った♪あの時逃がしてあげたのに♪ひとりで待ってる夏休み♪
トンボは沢山いましたけど、あまりに沢山でありがたみがなかったような気もします。まあ、しいて言えば、オニヤンマ(ご存知、日本最大のトンボ。科名:オニヤンマ科、標準和名:オニヤンマ、学名:Anotogaster sieboldii (Selys)鬼のようなヤンマの意で、いかめしい顔つき、黒色と黄色のだんだら模様から虎の皮のふんどしをしめた「鬼」を連想して名づけられたもの。体形が大きく太身なこと、黄色斑大きくあざやかなこと、翅に特異な斑紋がないことで容易に区別がつく。腹長は59~76mm。国内では北海道から南西諸島にかけて分布し、国外では朝鮮半島、中国、ロシア、台湾に分布する。成熟成虫は、平地から山地に至るまでの河川、水路、細流とそれを伴う湿地・池などの広い範囲で見ることができる。成虫は6月後半頃より羽化し始め、7~8月を中心に成熟成虫が見られる)などとっ捕まえた時などは嬉々としたのであろうと思います。当然、逃がしてなんかあげません。小学生の昆虫採集とはこうあるべきであるとの手本を率先して示すためです。
 スイカを食べてた夏休み♪水まきしたっけ夏休み♪ひまわり夕立せみの声♪
今でこそ自分でスイカを買う立場になりましたから、ああ、けっこう高いのね。と思うこともありますが、やはり小学生の時などはスイカって無尽蔵に沸いてくるものだと勘違いをしていたのかもしません。特別でなく普通の夏の食べ物であると。みずまきすると少しは涼しくなるもんです。まっ、コンクリばっかりの場所では水もすぐ蒸発して変わらないのかもしれませんが、たまにそんな事をするのもいいのだろうね。セミの声はとてもうるさいです。まあ、7年も地中に潜んでいてやっと出てきた新しい世界ですから。
興奮せずにはおられませんし、短い春を謳歌したいのでしょうね。ああ、まあ、うるさいって思うのは今だからでしょうか?それが、当たり前で、そんな中で夏をすごしていた時はそうはおもわなかったのでしょうね。
3メートルにも育った何本ものヒマワリが50cmもの大輪の花を咲かせるそんな映画の中のような世界ではなかったですが、普通にヒマワリが咲きほこる小学校の校庭は今でも忘れる事ができません。
 そういった意味では僕はその小学生時代をとてもよいものだと思っているのですね。今の小学生たちより、ああ、別に今が悪いとかまでは思ってません。最近よく耳にするアスベスト問題や、自然環境の破壊、森林伐採、オゾン層破壊、黒潮大蛇行、地球温暖化、海面上昇、等々の問題を抱えながらも僕たちは生きて行かなければならないのですから。とまあ、今日は7月21日ですから。夏休みの始まりですから、吉田拓郎の夏休みを口ずさみながら昔を思い出していたのです」






































「でっ!勝浦くん。それが遅刻の理由かねっ!」

「ええええっ~っ、部長っっ~……まあああ~…・・・」

「あほっ!長過ぎるわっ!罰としてあの仕事、この仕事、こちらの仕事、例の仕事、その仕事、かの仕事、あちらの仕事、そちらの仕事、私の仕事、あなたの仕事、とっ、この仕事。夏休みの宿題として課します」

「えっっ~っ、そんなにですかっ……。あっ、部長。夏休みの宿題という事でしたら8月31日までに終わればよいのですね」

「いえっ、今日中です!」

「あぃぅ……」












●世間一般の小学生は今日から夏休みの様です。小学生でありながら残念ながら長い夏休みの無いわたくしは、まあ、仕事をテキトウにする事によって夏休みを謳歌したいと思います。
(イツモノコトデショ!とか言わない。
ああ、それそれっ!
by katuo0076 | 2005-07-21 12:57
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