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アドリア海の日は落ちて紅に染まる海よ!浪漫の欠片はそこに散らばってるのかい?きっと!
1929年夏、アドリア海。
かつての空軍のエースだった男が、迫り来る新たな戦争を前に、再び「国家の英雄」になることを拒み、自分で自分に魔法をかけてブタになってしまった。
その頃、食い詰めたパイロット達は、海賊ならぬ「空賊」となって地中海を荒し回っていた。
そして、ブタになってしまった男は、賞金稼ぎとなって、空賊どもと勇敢に闘う。
そんな彼を空賊達は「紅の豚」=ポルコ・ロッソと呼んで恐れた。



しかし、紅の豚ならぬ、紅の鰹がいたことはあまり知られていない。
当然賞金稼ぎである。
豚と同じサボイア S.21 戦闘飛行艇乗りであった。

SAVOIA S.21
サボイア S.21 試作戦闘飛行艇
主人公の「豚」ポルコ・ロッソが搭乗する機体である。
イタリア海軍の次期戦闘飛行艇のトライアルに参加するために開発されたもの。運動機能の追及によって離着水が困難となり、一般的な運用には絶えられないと判断され放置されていた。

紅の鰹が飛ぶ姿はあまり目撃されていない。
が、ある空賊の証言によると、その飛行技術は豚を凌駕するものがあったと言うことである。

空中海賊「マンマユート団」のボスさんの証言。
「そうそう、あの飛行艇は高速だけどね、難しいの操縦がね。でも、奴はそれを手足のように扱ってたね!そうそう、まあ、豚の切り返しも強力だったがね、鰹のインメルマンターンからのバレルロールアタックの切れ味は鋭いものがあったね~。」

アメリカ人飛行艇乗りドナルド・カーチスさんの証言。
「あれは~・・。豚と勝負してから暫くしての事だったかな?豚と同じサボイアをたまたま見かけてね!勝負を挑んだんだよ!真っ赤な機体!尾翼に大きく鰹の顔が描いてあったな~!!いや~!!速いよ!ほんと、ほんと、俺のカーチスじゃ全然追いつかなかったよ・。あっという間に置き去りだったね。あのさ、俺のカーチスだって、シュナイダーカップで二年連続優勝という記録を持つ高速の飛行艇なんだよ。結構速いんだけどね~。」

CURTISS R3C-0
カーチス R3C-0 非公然水上戦闘機
ドナルド・カーチスが搭乗する機体である。
塗装は青。複葉機で、フローとも2つ、当初は3機が作られ、それぞれのシリアルナンバーは一号機から、A-6978、A-6979,A-7054となっており映画ででてくるのはA-7054のようである。
設定としては、1929年夏、アドリア海方面で猛威を振るった空中海賊の一団に加わっていた水上戦闘機は、非合法改造が施されたA-7054とされている。

そもそも、体重が軽く、高速運動にも慣れていたから、と言われているが、、真偽の程は定かではない。



そして、最大の謎は、魚がどうやって陸の上で呼吸していたのか?
手も足も無いのにどうやって飛行機を操縦していたのか?である。
それについては、数少ない、陸上での紅の鰹の目撃証言がある。

ピッコロ社の社長ピッコロおやじさんの証言。
「そだね、豚の艇をフィオと修理したあとだね、、。奴がやって来たのは。俺の船のエンジンも豚の船の様にパワーアップしてくれって。でもわしは言ったんだ!コの船にあのフォルゴーレ載せるのは危険だぜって!じゃじゃ馬がますます、じゃじゃ馬になるよ!乗りこなすにはそうとうな技術を要するぜ!って。でも、あと20ノットスピードが欲しいんだ!って、奴はそれでもいいって言ってな、金を前金で全額置いていったんだ。えっ?手足??ちゃんとあったよ!大柄でさあ~、顔は隠してたのでよく見えなかったなあ~。」

ホテル・アドリアーノの女主人マダム・ジーナさんの証言。
「うちにもたまに食事に来てましたね。そうそう、カタクチイワシのフライがお好きでね、そればっかり注文されてました。お酒はお飲みにならなかった様ですね。大柄な方で、そういえば平べったい手をされてましたわ。歩くとピュゥ~って音が出てましたけど、、それっていったい何なんだったんでしょうかね???」


どうも、ちゃんと手足はあった様である。

さて困りました、、。



おぅっ!!!これは!これは!!
大柄、平べったい手、歩くとピュゥ~・・・・と、この証言から、ある仮説が考えられます!!!

そう!!滅亡したラピュタ人が作った半有機体ロボットである。

「天空の城ラピュタ」・ラピュタ人が作ったロボット。
飛行石に反応し、ラピュタ人にのみ忠誠を誓う。
その仕様はさまざまで、戦闘、看護、庭園の世話等、胸のエンブレムと色などで分類されている。
顔面中央の2つの発光体で人間との意思疎通も可能。
戦闘用ロボットにはビーム兵器や飛行能力もある。
身長:3メートル44センチ
体重:238キロ
形状記憶弾性ハイセラミック製、以下データー不明。

このデータからですと、いかに大柄という証言があるからとはいえ、身長は大きすぎますね、、。
が、仕様はさまざまであったようですから、もう少々小型のお魚用モビルスーツタイプがあったとしても、、おかしくはないかと思います?
ラピュタ人の高度な文明がお魚たちの文明に少なからず影響を与えているのかもしれません?

ただ、今回、これ以上の検証データは発見されませんでした。

そこで、「紅の豚」と「天空の城ラピュタ」の作者である、スタジオジブリの宮崎駿氏にこの件についてのインタビューを試みました。
残念ながら、、、スタジオジブリ側からは、この件についてはノーコメントとの返事を頂きました。
宮崎駿氏は何か知っているかもしれません、、、しかし、触れてはいけない真実も世の中には在るのかもしれません。




すべては、ふるきよき飛行機野郎の時代!!

そんな不思議な謎がまかり通る、浪漫ある時のお話であったのでしょうね!!
by katuo0076 | 2004-06-10 12:42
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