博士の愛した競馬。
ボケトラ 第二回戦 お題!!・ぶちまけ部屋~カムバック~さまよりトラックバック。


お題
あなたは ギャンブルで100万円 負けてしまいました。
あなたの 復讐方法は?



*


「ふふふふふ、出来たよ。助手くん」

「はい。何がですか?博士」

「ふふふふふ、聞きたいか?」

「いや、別に」

「ああ、そんな事言わないで聞いてぇ」

「はいはい」

「優しいね、助手くん」

「いつもの事ですから」

「うんうん」

「で、何が出来たのですか?」

「ギャンブル等価交換ガスだ」

「はい?」

「世紀の発明!!ギャンブル等価交換ガスだ」

「なんですかそれは?」

「ギャンブルで損した分を取り戻すガスだ」

「は?そんな事できるのですか」

「できるとも」

「ですか?」

「このガスを体にふりかけてだなギャンブルに行くと」

「こないだ競馬で100万円も負けてから」

「いや、負けたっていうかなんていうか」

「落ち込んでいたと思ったら」

「あれは、さ、ほら大穴がくればさ」

「そんなもんを開発していたのですか」

「助手くん。聞き捨てならんな」

「はい」

「そんなもんとは何だね、そんなもんとは」

「だから、もう、競馬はやらないって誓っていたではないですか」

「ああ、まあ、確かにあの時は」

「あの時も、今も一緒です」

「ええと」

「はい」

「いいかな、助手くん」

「はいはい」

「競馬はギャンブルではないのだよ」

「はあ?」

「競馬はロマンだよ、ロマン」

「ロマン」

「優雅に走るお馬の躍動の美しいこと、美しいこと。躍動感!」

「はあ」

「つまり、ロマンであるからには一方的に負けてばっかりいては」

「負けてばっかりいては?」

「ロマンではないのだよ」

「何か変な論理ですが……」

「いいかね、だからこのガスがあれば」

「ガスがあれば?」

「純粋に競馬をロマンとして受け止められるのだよ」

「っはあ……」

「このガスがあれば、たとえ今日100万円負けたとしても」

「負けたとしても?」

「明日には100万円絶対勝つのだよ」

「ええええーーー」

「つまり、等価交換の論理を実践するのだよ」

「?なんか等価交換の意味取り違えてませんか?」

「え?あ、いや、そんな事はない。ない。ない」

「ははあ、要するに100万円取り返したいと」

「あ、いやっ……」

「そんなもの発明して、競馬はロマンとか言っておきながら」

「あ、うぅっ……」

「こないだは100万円も負けちゃって」

「ぎぃーーーーーーーーーー」

「まったくもってバカなんだから」

「ひぃーーーーーーーーーー」

「ほんとにそんなもの使う気なんですか?」

「ショック状態……」

「っ?」

「ええと、ところできみは誰だったかな?」

「は?」

「ええと、誰かな?」

「は?ショックでおかしくなりましたか?」

「あ、思い出したよ、きみはルートだな」

「あれ、いつの間に体中にメモ用紙を貼り付けているんですか」

「頭が「√」のように平らだしな」

「ええ?」

「たとえば「友愛数」を知ってるかな?」

「は?」

「きみの誕生日2月28日「228」と」

「あ、えと、誕生日違いますけど」

「わたしの腕時計に刻まれている「220」という2つの数字」

「腕時計なんてしてないでしょ」

「それぞれの数の約数の和が、もう1つの数字になるという数少ない「友愛数」なんだよ」

「えええ、あああ、そうでしたか」

「友愛数は神の計らいを付けた絆で結ばれ合った数字なんだよ」

「えええ~とお~」

「素数って美しいね。ひひひ」

「っか、博士」

「はい」

「何いきなり『博士の愛した数式』ごっこやってるんですか」

「ばれたか」

「ばれたかじゃないでしょ」

「ふん、いいんだ。いいんだ」

「なにがですか」

「どっちにしろこのギャンブル等価交換ガスを使って」

「使って?」

「失った100万円を取り戻すんだ」

「たんなるひらきなおりです」

「JRA(日本中央競馬会)は悪だよ」

「はっ?」

「資本金、49億2,412万9千円」

「ははは?」

「しかも、政府全額出資だ」

「く、詳しいですね」

「そんな奴らに100万円も負けちゃったんだよ」

「なに言ってるんですか、自分のせいでしょ」

「いや、いや、違う」

「なにが」

「すべては、JRAが悪いのだ」

「なに、開き直ってるんですか」

「わたしは、憎い」

「は?」

「わたしから、お馬さんの躍動する大腿部ロマンを奪い取ったJRAが憎い」

「何ですか。大腿部ロマンって」

「あ、いやっ……」

「何も奪い取っちゃいませんよ」

「だから、わたしは、このギャンブル等価交換ガスを使って」

「使って?」

「JRAに復習するのだ」

「博士」

「はい」

「字が違ってますよ」

「あ、もとい、JRAに復讐するのだ」

「逆恨みってやつでしょ」

「ちがう!」

「はいはい」

「ぢゃ、助手くん!」

「はい」

「復讐の成果を期待していてくれたまえ」

「あ、博士!」

「さらばじゃ」





そう言い残し、博士は、発明されたばかりのギャンブル等価交換ガスを体中に振りかけ


シュッシュッ。


疾風のように助手くんの前から去っていった。








それから……。








「助手くん……」

「あ、博士。おかえりなさい」

「助手くん……」

「どうしたのですか。真っ青ですよ」

「助手くん……」

「復讐は上手くいったのですか?」

「助手くん……」

「はい」

「結論から言えば」

「はい、結論から言えばっ」

「だめだった」

「あら……」

「ちょっとした計算違いだ……」

「やっぱり、ギャンブル等価交換ガスなんて効かないんですね」

「いや、効いている。間違いなく効いてはいるのだ。でも……」

「でも?」

「ギャンブル等価交換ガスの効き目は」

「効き目は?」

「体に振りかけてから発生するのだ」

「と、言うことは」

「先日負けた分は取り戻せないと言うことだ」

「あら」

「それに気が付いたのは」

「気が付いたのは?」

「絶対戻ってくると確信して」

「確信して!」

「最終レースに100万円突っ込んで負けた時だ」

「と、言うことは」








「総額200万円も






  負けちゃったーー」








「あぃぅ」








「素数って美しいねぇ……」

「何」


*


■□■□■□■□■□【トラバでボケましょうテンプレ】■□■□■□■□■□
【ルール】
 お題の記事に対してトラバしてボケて下さい。
 審査は1つのお題に対し30トラバつく、もしくはお題投稿から48時間後までに
 お題を出した人が独断で判断しチャンピオン(大賞)を決めます。
 (自分自身のお題の記事にトラバして発表)
 チャンピオンになった人は発表の記事にトラバして次のお題を投稿します。
 1つのお題に対しては1人1トラバ(1ネタ)とします。
 お題が変われば何度でも参加OKです。
 (企画元ブログにてチャンプランキングも開催中!)

 企画終了条件は
 みんなが飽きるまで、もしくは企画者が終了宣言をした時です。

 参加条件は特にないのでじゃんじゃんトラバをしてボケまくって下さい。

 ※誰でも参加出来るようにこのテンプレを記事の最後にコピペして下さい。

 企画元     毎日が送りバント http://earll73.exblog.jp/
 開催事務局  ボケトラの穴     http://trana88.exblog.jp/
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by katuo0076 | 2008-07-14 14:51 | トラバでボケましょう
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