<   2005年 07月 ( 52 )   > この月の画像一覧
短歌「愛」2
ダイヤモンドシャネルベンツクルーザーリゾートホテルお金 それもまた愛  (富田林薫)



枡野浩一氏のかんたん短歌blogに投稿しております。
[PR]
by katuo0076 | 2005-07-31 18:37 | 富田林薫
短歌「愛」1
愛の無い生活を断ち切る為に そうだ!愛・地球博に行こう!?  (富田林薫)



枡野浩一氏のかんたん短歌blogに投稿しております。
[PR]
by katuo0076 | 2005-07-31 09:26 | 富田林薫
港の坂道かけおりるとき涙も消えると思うのでしょうか。
 「目が覚めましたかな?」
雲の上から聞こえる様な声がした。
俺は、まだハッキリしない目でその声の主を確認しようと目を凝らし辺りを見渡した。
どうやら、病院のようである。回りの壁、天井、全てが白い。
そして、俺はベットに寝ている様であった。

 「ご気分は如何ですかな?」
もう一度同じ声がした。
俺は、その声のした方向へ目を向ける。
おぼろげながら声の主の輪郭が見えてくる。
そして、その声の主に目のピントがあった瞬間。

 「えええええええええ〜っ!!!!!!!!」
俺は、ビックリして思わず叫び声をあげてしまった。
そう、俺の目に飛び込んできたのは、白衣を着たマグロの医者だったのである。

 「はははは、驚かれるのは無理もないです。なにせ今の地球はマグロの世界ですから」
「えっ????はっ?おっ?へっ?マグロの世界」
「そうです。アナタが冷凍保存されていた897年の間に人類は滅び、その代わりに地球はマグロの世界になったのです」
「えっ……。人類は滅んだのですか……」
「そう、突然の宇宙からの伝染病で。それは人類にしか伝染しない恐ろし病気でした。もう、あっという間に地球上の全ての人類は死に絶えてしまいました。ああ、ですがご安心下さい。その伝染病は700年前に根絶してしまいましたから、ああ、もっとも、伝染する人類がいなくなったので同時に無くなったという方が正しいですかね」
「えええええ〜。という事は、俺は地球最後の人類という事ですか」
「その通りです。とても、貴重な観察動物です。いや、失礼。とても貴重な人類です。我々マグロとしてもアナタの一生をサポートし最期まで面倒を見るつもりであります。ああ、当然の事ですが、例の病気も治療致しましたから」
「ああ、そうですかっ……。それはどうも有り難うございます」
「いえいえ、どう致しまして。絶滅の危機にある貴重な動物を保護するのは地球を預かる物としての当然の務めです。まあ、今日はこれくらいにしておきましょう。アナタも復活早々イロイロと多くの事を詰め込むと混乱してしまいますからね」
「ああ、そうですねっ……」
「明日からリハビリにはいりますから。では、お大事に」

 ショックであった。

 そう、897年前……。
俺は突発性ネタ欠乏感染症という腎臓の不治の病に冒されたのだ。
この病気はネタを考える事がまったく出来なくなり、同時に肝臓の細胞が壊死していくという奇病であり、当時の医学ではこの病気を治す事が出来ず、ただ死を待つのみだったのである。
だが、不幸中の幸いか、俺の家は超超超超超超超超超超お金持ちであった。
俺は、未来にこの病気の治療法が確立され事を願い、当時の最先端技術、開発されたばかりの人間冷凍保存装置に身を委ねる事にしたのだ。

 そして、こうして無事復活する事が出来た。
だが、897年の間に地球の支配者が人間から、地上に上がったマグロに代わっているとは予想だにしなかった。
あれだけ長い間連綿と続いてきた人類の歴史があっさり覆されるとは……。

 それから、約3ヶ月。
俺は、この897年間動いていなかった体の各部のリハビリと、このマグロの世界に適合する為の知識を学んで過ごした。

 マグロの世界は統一国家である。
クロマグロ、キハダマグロ、ミナミマグロ、メバチマグロ、ビンナガマグロ、等の種類はあるが種族間の争い事などは無い。
実は、俺が冷凍冬眠に入る897年前には、海底奥深くに同一種族同士で都市国家を既に作り上げていたのである。
当然手本は人類、数々の醜い争い事など海の中から密かに見てきたマグロ達はそれを真似する事は無かった。
そして、マグロ達は密かに、陸上でも呼吸が出来る方法を研究していた。
だが、それは決して地上に進出し人類から地球の支配を奪い取ろうという訳ではなく、もしも、海が干上がりマグロ達の生存圏が無くなった時に備えての事であった。
そんな所に、突然の宇宙からの伝染病。
あっという間に人類は滅んでしまったのである。
そして、人類がいなくなった地上は荒廃の一途を辿ったのである。
それでは、地球全体が荒廃してしまう、そう思ったマグロ達は、完成していた地上呼吸の改造を自らにおこない、地上に進出し現在の繁栄を築き上げたのである。
688年前の事であった。
俺は、そうやってマグロの世界の事を知れば知る程に、人類としてひとりぼっちではあるが、こんな世界も良いのではないかな、と思う様にはなっていった。

 「さあ、いよいよ退院です。これからは1人で頑張って下さい。住む所はちゃんと用意してありますから」
俺の担当マグロ医がそう告げにきた。
「心配しなくても大丈夫ですよ。アナタの生活の事は我々マグロ達で全面的にバックアップしますから、大マグロ漁船に乗ったつもりでいて下さい」
「あああ、それはどうも有り難うございます」

 そして、俺は初めて1人でマグロの支配する世界に足を踏み入れた。
病院がある場所は港のすぐそばであった。
俺は、病院から港にのびる坂道をゆっくりと歩いて行った。
ふと、海が見たくなったのだ。
潮の香りがする。
それは、897年前とかわらない、そんな気がした。

 街中がマグロだらけであった。
クロマグロ、キハダマグロ、ミナミマグロ、メバチマグロ、ビンナガマグロ、小振りなのはカツオだろうか?
それらが、普通に人間の様に生活しているのである。
まあ、知識としてこの3ヶ月の間に学んだつもりではあったが、こうして実際に目の当たりにするとやはり異様であった。


 自然に涙がこぼれてきた……。


何に対して泣いているのか?


滅びてしまった人類にか?


それとも、一人この地球上に残された俺にか?


道ゆくマグロ達が奇異な視線を投げ掛ける中、俺は一人涙を流し続けた。
[PR]
by katuo0076 | 2005-07-30 17:06
短歌「猫」32
ニュータウン画一的な風景に似合うノラネコ探しています  (富田林薫)



枡野浩一氏のかんたん短歌blogに投稿しております。
[PR]
by katuo0076 | 2005-07-29 19:03 | 富田林薫
短歌「猫」31
子ネコよりいまのボクにはたいせつなかわいいペットムシキングです  (富田林薫)



枡野浩一氏のかんたん短歌blogに投稿しております。
[PR]
by katuo0076 | 2005-07-29 19:02 | 富田林薫
短歌「猫」30
別に忙しいワケじゃないんだけど 背中掻くのに猫の手借りたい  (富田林薫)



枡野浩一氏のかんたん短歌blogに投稿しております。
[PR]
by katuo0076 | 2005-07-29 08:07 | 富田林薫
短歌「猫」29
猫好きのアナタの気を引くその為に犬のまねしてミャァ~と鳴いてみる  (富田林薫)



枡野浩一氏のかんたん短歌blogに投稿しております。
[PR]
by katuo0076 | 2005-07-29 08:06 | 富田林薫
短歌「猫」28
北千住おでん屋台の屋根のうえ改札みまもる忠猫タマ公  (富田林薫)



枡野浩一氏のかんたん短歌blogに投稿しております。
[PR]
by katuo0076 | 2005-07-29 08:05 | 富田林薫
短歌「猫」27
怖いのか?この高さならアッと言うまさ 東尋坊で猫がささやく  (富田林薫)



枡野浩一氏のかんたん短歌blogに投稿しております。
[PR]
by katuo0076 | 2005-07-29 08:05 | 富田林薫
短歌「猫」26
黒猫が暗い避暑地の奥深く マダムの膝でニャッっと笑う  (富田林薫)



枡野浩一氏のかんたん短歌blogに投稿しております。
[PR]
by katuo0076 | 2005-07-29 08:04 | 富田林薫