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力とは相対的なものである、一瞬の気の緩みから全てが崩壊する、そうダムが崩れるかのごとく・・。 
福袋屋!の続きのよなもの・・・。


 会議室は重苦しい雰囲気に包まれていた。
遂にこの沈黙に耐えられなくなったのか、大統領が口を開いた。
「何故?全滅したのだ!」
「いったい?どういう事なのだ?」
「誰か返事をしないか!!」
その語気の荒さに驚いたのか・・侵略部隊総司令官が慌てて返事をした。
「はあ・・まさか地球があの様に天候がコロコロ変わるとは予想が付きませんでしたので・・・」
「事前に1年間の調査期間があったにも関わらずか?」
大統領がきつい口調で質問を返す。
「あっはぃ!調査期間中は天候は非常に良かったのです・・がっ!しかし・・・作戦が始まってから・・・突然の異常気象や自然災害が相次ぎました。まさか、あそこまで全地球中で集中豪雨が起こるとは予想もしておりませんでした・・・」
「地球は温暖でよい星だと聞いたぞ!」
「はっ!その通りでありす!がっ!やはりその住人達の行いが悪いのかもしれません・・・相次いで異常気象や自然災害が起こっておるようです」
「成る程・・・これは作戦を変更しなければならないな」
大統領はそう言うと暫し沈黙した。


 地球から遥か300万光年離れた、M9865カメ座星雲内第3惑星フクブクロ!
その首都フクブクローナ!大統領官邸、大会義室での出来事である。
一年間の事前準備を行い、4兆5000万福袋$もの金額を投じ発動した地球侵略計画が・・・。
あっ!!!!という間に失敗した原因が何処にあるのか?
その確認と今後の侵略計画の方向転換の為の秘密会議であった。


 そして・・・。
暫しの沈黙の後・・・・。
大統領は重苦しい口調で発言した。


 「仕方ない!独立第13ビニル福袋部隊を送り込もう!」
「ええええええっ・・・・・・・・・・・・」
出席者一同に動揺の声が上がる・・・・。
「えっ!大統領!!それはいけません!あのコージーネーター部隊は我が星の秘密兵器部隊です!もしもの事があったら!大変な事になります」
慌てて惑星防衛庁司令官が言葉をはさむ。
「もう通常型福袋部隊では太刀打ちできないと判ったではないか!今!ココで全天候型独立第13ビニル福袋部隊を送り込まないでどうするのだ!彼等なら水にも強い!!」
「はあ・・確かにそうではありますが・・我が星の守りは・・・」
「えええぃぃ!!四の五の言うのではないぃ!決定!!」
大統領の決心は固いものがあったのだろうか・・・有無を言わさぬ言葉であった。
「あっ・・はぃ・・」
「サッソク異空間トンネルを発生させろ!即!独立第13ビニル福袋部隊を地球に送り込むのだ!」
「はっ!了解しました!」

 早速、急遽召集されたM9865カメ座星雲内第3惑星フクブクロ精鋭部隊!独立第13ビニル福袋部隊が異空間トンネルより地球へと送り込まれた。
今度は雨の力を借りる事はできない(簡単には破けないビニール製である!)
それに独立第13ビニル福袋部隊は驚くほどの増殖能力を持つ!(単にスケベだと言う説も無いわけではない・・・・・・)
おまけに、最新型のモビルースーツ!インパルス・フクブクロー「ZGMF-Z56S]とその運用戦艦ミネフクブクロルバも装備しているのである。

注)
●インパルス・フクブクロー「ZGMF-Z56S]
ユニウス条約の締結後に開発されたフクブクロ軍MSの最新機である。
アーモリーワンにおける機体強奪を免れたシン・アスカフクブクロビッチの搭乗機体。
条約により核エンジンの使用が禁止された為、新たにデュートリオンビーム送電システムを採用している。
これは遠隔地からワイヤレスでのエネルギーの供給を可能とする機構である。
これによって母艦が存在する限りエネルギー切れが(基本的にではあるが)無くなった。
またコアスプレンダーという戦闘機に変形可能な独立型のコクピット。
シルエットシステムと呼ばれる武装換装機構を取り入れることにより様々な戦局応じて、瞬時に戦術を対応させることが出来る。

●戦艦ミネフクブクロルバ
インパルス・フクブクローの運用艦として建造されたフクブクロ軍の新鋭艦。
デュートリオンビーム発信機を持ちインパル・フクブクローにエネルギーを供給する。多数の火器を装備し、戦闘力も高い。





 あああ~・・・・。
地球の運命は風前の灯であろうか・・・・・・。
人類は終焉を迎えてしまうのだろうか?????







ふにふにふにふに・・・・・・(←時間が経つ音???







がっ!!

しかし・・・・・・・・・・・・。



 驚くべき報告が大統領官邸、大会義室に入ってきた。
「大変ですっ!!独立第13ビニル福袋部隊が全滅しました!!」
「なに!どう言う事だ!」
「はっ!異空間トンネルの出口を間違えて灼熱の砂漠地帯に設置してしまったようです!」
「なにぃぃ!!」
「一気に雪崩れ込んだ独立第13ビニル福袋部隊は・・・装備品一式とも・・・その熱であっという間に溶けちゃったそうです・・・・・・」
「あらまっ!」




え~・・・・・・・・・・・・・。

やっぱり!!

福袋星人って間抜け????

ですか????




そしてっ!

更にっ!!

悪いニュースが追い討ちをかける!




 「大変ですっ!!今度は地球人の反撃ですっ!!」
「なに!!」
「地球の前進基地!福袋屋に設置した異空間トンネルから続々と地球人が入りこんでおります!」
「なにぃ!福袋屋の異空間トンネルはまだあったのかっ??」
「はっ!そのようであります!」
「じゃっ!独立第13ビニル福袋部隊はそこから行かせればよかったではないか!」
「はっ!その通りです!」
「あほ!」
「今更!言ってもしょうがないです」
「それより!地球人の反撃を止めなくては!」
「おおおおっ!そうだっ!」





一方!!





 「きゃあ~!今度はっ!ミンクのコート!!」
「あらっ!こっちはっ!!ダイヤのペンダント!!」
「見て見てっぅ!シャネルのバック!!」
「ほら!私はビトンのバック!!」
「福袋星人の中身って!やっぱり!素敵な物が沢山ねっ!!」
「そうねっ!奥さん!ホンと!ホンと!」
「やって来た甲斐があるわ!」



 水鉄砲ならぬ強力ウォーターガンを手にした西巣鴨商店街第134女子連合主婦突撃部隊であった!!
鬼気迫る勢いで!!
強力ウォーターガンを福袋星人に浴びせ掛け!!
次々とその福袋の中身を取り出してゆく!!
まさに、ジェノサイド??!!



・・・福袋星人の運命は如何に・・・・。












やはり・・・人間が宇宙で1番恐ろしい存在であろうか・・・。






特に!!




















女子連合!
























え~・・・・・・・・・・。
別にトラバ駅伝・・・女子チームに負けたからって・・・・・。
ワケではないですから・・・・・。
あくまでも続きですから・・・・・。
お話ですから・・・・・。
by katuo0076 | 2005-01-10 17:13 | 福袋星人
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